3月定例会が始まっています。
令和6年度の当初予算を審査する予算決算委員会や、議案や補正予算を審査する常任委員会が行われました。
とくに当初予算は委員長をのぞく23議員全員が審査するので、みっちり二日間、質問と回答が続きます。
今期も沢山の質問と回答が交わされました。
総務財政委員会では、上野旧庁舎を産業振興センターとして再活用するにあたって、出張所を上野公民館へ移転することになっていますが、上程後に地域からの反対意見があがったとのことで、返答期限の19日の後に採決することとなりました。
また再生エネルギー特別会計について、余剰金を市民に還元したいとかねてより構想していたエコ家電の購入補助について、一般質問後の採決となりました。
昨年、コロナ臨時交付金を利用して6400万予算で購入費4割補助としましたが、庁舎に行列ができたことも問題として指摘がありました。
次年度は余剰金のうち500万を予算として充てるため、補助率をさげていますが、「前回と率が変わると不公平感が出る」との意見がありました。
当局から、実際には品目や購入価格によって割合は変動する旨の説明がありましたが、そもそもこの事業自体が疑問であるという意見などから、採決がのびています。
次回の総務財政委員会は、3月22日を予定しています。
◆総務費
[企画政策部:エコアイランド推進費]
脱炭素先行推進地域事業
・委託料増の説明
→240万増 脱炭素先行推進地域事業
> 事業者の育成、地域主体事業、空き家活用事業、地域で計画していることの支援
・具体的にどのような支援をしていくのか
→太陽光パネル設置業者
→脱酸素先行地域で技術支援
→地元事業者にもお金がおちる仕組みを作っていく
[産業振興局]
・学校給食への地産地消
→ふるさと納税:学校給食への地産地消取り組み
→みやーく食材の日、第三金曜日、市内各地域で同じメニューを提供
→予算の使われ方 > JA、青果業、食材仕分け配達など
・原材料費
→栄養士:調理場研修会の材料費
・地域内循環システム
*一括交付金事業、先に一般財源で支払う
→光熱費2万 プレハブ冷蔵庫
・地産地消循環システム
→会計年度 地産地消コーディネーター 2名 >3名に
[教育委員会]
・総合博物館デジタル
→島内外へ広く公開活用するため
→事例収集し、基本方針を確定した
→次年度は利用開始にかかる調査
→3Dスキャン > R7公開を目指している
・ICT:機械器具費
→350台 > 耐用年数5年が経過している
→一括交付金活用し3年計画
→125台購入、プロジェクターの入れ替え
・電子黒板、無線でできていたけど、有線になって使いづらいとの意見
→新しく入れるのは無線
[環境衛生局]
・公共下水道負担金:増となっている理由
→下水道事業の予算を不足する額を負担金として一般会計から受け入れるようにしている
*R6 新たに予定している
→下水道接続にかかる補助金
> 新たに接続する方に補助する
→利子補給にかかる補助金
> 金融機関からの借り入れ、利子の部分に対して負担する
・下水道使用料の市民負担割合は?
→ これまでと同じ
・下地では10万以下は個人負担だったが?
→接続促進補助金
> これまで単独浄化槽のみだった、下水道接続は10万円まで補助、未満は全額
[観光商工課/都市計画課]
・観光地美化強化事業
→ 437万:伊良部7地区公園
> 白鳥、佐和田、通り池、牧山など7か所清掃業務
→5つの公園:パイナガマ、大嶽城址公園、東平安名崎など
・観光地インフラ整備
→トイレシャワー施設:設計委託業務
→前浜、渡口の浜、サバ沖公園
[総務部]
予備費 2000万増
→令和5年度:3000万
→令和2-3年度、コロナ補正7億~3億計上
→令和4年度:6500万積んだが残が出た
→通常は3000万
> 支出、裁判費用など 補正を組んだ
> 去年と同等程度
◆商工費
[観光商工課]
・市場管理費
→クーラー二機
→使用料、駐車場使用料を充当
・スポーツ観光交流施設(JTAドーム)
:施設管理費アップしているが使用料増の説明
→JTAドーム空調設置
→昨年までに使用できない状況があったので、リースにして、
> 1300万のびている
・修繕費が削減されているとは思うが、リース期間は決まっているのか
→5年間リース
・宮古島夏祭り 170→675万増
→企業版ふるさと納税活用して6月 275万:うちあげ花火
→昨年は補正で組んだ、今年は当初から計上
→安全管理で費用がかかってしまう意見があった
・プログラムは変わらないのか?
→昨年は開催時期がおくれた経緯があった、早めに実行委員会開催したい
・174P 委託料 4447万
→宮古空港コンシェルジュの配置
→多言語対応
[市民生活部]
・生活バス路線
→バス回数券補助
→中学・高校生、保護者に
→定期料金25% > 100%補助
→無料化に際して利用者は増加している
・件数:44→86名
・IT産業センター管理費
→城辺庁舎2F(コールセンター)
→IT:227万/ ICT:142万円
→市が一回支払って、あとから入ってくる
◆民生費
[こども家庭局:家庭保健課]
・こども貧困対策
→ 伊良部の新事業:400万
> 委託費(人件費など)
> 食事の提供、高齢者施設の食堂で子どもたちの分も作ってくれる
> さまざまな施設を活用してできることになっている
・幼児教育無償化実施事業 減額の理由
→認可外施設が1施設減
→子どもの数が減っている
→午後の預かり減少
[こども未来課]
・保育支援員配置支援事業
→認可保育施設、障害児、加配保育士・支援員を配置した施設に対して補助
→保育士資格がなくても〇
→2施設が申請
→来年度は3施設見込んでいる
[市民生活部]
・生活保護扶助費 4042万増
→医療費伸び > 5類の受診が増えたこと
→受給世帯が増えている 838 > 868
・推移は?
→68%が高齢者
→働きによる収入減少、傷病、預貯金
→医療費は資料確認してのちほど※
・医療費のび
→R2年度と比較
7億2000万 > 10億5400万(2億ほど伸びている)
受給世帯が増えている(782世帯 > 860世帯)
・民生委員:定足数に達しているか
→130名 > 118名(12名欠員あり)
・対策について急いでほしい
・介護人材確保事業 委託
→初任者研修、実務者研修
→市で実施したいので、予算を組んでいる、担い手確保
[高齢者支援課]
・シニアカー購入補助:100万増しているが内容は
→3/1 上限10万円 250万(25台分)
→上限に達した場合は、補正で対応する
・無電柱化市区町村会費
:本市はどのような取り組みをしているか
→年3000円負担
→要望をおこなう、連携のためブロックにおいて勉強会、その他必要な事業
→中央縦線、延長(役所東側~つたや~サンエー)両側調査と一部工事
・みなとまち再生プロジェクト
→アドバイザリー委託業務
→PFI事業:分筆測量業務
→今年度は5347万
・6-7年前からやっているのにスタートしてないが、事業開始はいつからか
→ クルーズターミナル付近を整備している
→ Bエリア、Cエリアとして募集している
→ Cエリア公募していく、3-9月10月プロポーザル
・空港トンネル整備事業検討 547万
→要請をおこなっているが、県は重要性が低いと
→今年度で事業費を計上して周辺道路平面図、概算費、費用対効果
→都市企画費 委託料
→費用対効果は委託する
・公営住宅
→委託料:上原市営再整備工事
→工事費:再整備工事3億 6年度計上
→単独事業委託費
・住宅管理費
→1465戸 90-95戸
→おもに団地の修繕
→毎年修繕が足りないので、予算要求している
→計上しても足りない部分がある、財政課と相談して対応していく
・工事請負費
→上野第二外壁工事
・被災地25室について
→募集しても入らない部屋をピックアップ
→県が取りまとめている、期間半年で理由があれば延長できる
→電熱光費は自費
・修繕費はいくらかかる
→空き部屋修繕、水道、ガス修繕
→場所による多くて200万 - 10万以内もある
・管理業者は何社か
→1社管理 >> 難しいのでは
→1社しか応募しない、事故物件もあり(事情がある)
・伊良部地域まちづくり検討業務:委託料
→ 令和6 佐良浜地区:土砂災害区域
→ 防災促進 合意形成を図りながら 策定までもっていきたい
・スケジュールは
→区域編入:事業計画を進めてきた
→意見交換会の場で要望があった、防災修繕都市計画区域編入できる区域
→デメリット:おおきい状況
→環境充実をしながら区域の編入を考えていく
・意見交換は
→なんどか開催している、勉強会
→あくまで地区住民がつくっていく、その支援をしていく
・上野出張所整備の計上は?繰り越し明許?
→R4 基本設計は終了
→R5 実施設計委託業務 > 敷地測量
用地交渉解決後でなければ建築確認申請ができない
繰り越し明許としている
・整備はいつか
→R6 解決されれば、実施設計はおこなわれて、R7となる
・供用開始はいつか
→R7 入札して、順調にいけば年末
→解体も含めるとR8もありえる
[消防本庁]
・非常時の消防団との連携
→台風 > 災害対策本部
→消防本部、団長、副団長参集して対策会議
→各部活動を職員補助活動方針決定していく
・15名不足
→部のほうから採用する、バランスをかんがみる
→170に達するような人員定数確保やっていきたい
・会計年度任用職員
→ 女性一般事務 2名
→ 詰所:二か所、池間3名
→ 城辺詰所4名
◆農林水産部
[水産課]
・水産振興補助事業
→ 要望のある事業ケースに市が助成
→ 宮古島漁協:販売促進、もずく網の洗浄機購入、伝統漁法(網購入補助)、餌
→ 伊良部:販売促進、伝統漁法(網購入補助)*例年同様
→ 池間:販売促進補助*例年同様
・海業センター:委託料、工事請負費、原材料費
→ 自家用保守管理業務
→ 低圧ケーブル取り換え工事
→ 水槽等の修繕にかかる資材購入
・水槽も劣化、建て替えは?
→補助事業がないか探している
[農政課]
・園芸施設設置事業費
→ハウスに対して修繕に対する補助も追加している
→新設ハウス、補修、金額がかかるということで5割おこないたい計画
・補助事業活用して老朽化したものにも活用できるか
→過去補助事業利用した人も対象
・経営所得安定対策等推進事業(そば)
→事務費
・そばを農家に生産普及していくのか?目的があるのか
・10Rあたりの単収が2-3万円しか出ない、緑肥のほうが良いの声
・R3 34ha > 8ha まで減っている、収益性が課題
→大手コンビニ宮古島産そば使用 4000食販売されている
→生産拡大を図ってほしいという要望を得ている
→穀物生産組合と相談して課題洗い出し、意見交換していきたい
・肥料購入補助
:有機質がとれているが同じ事業か?予算半額の理由
→有機質肥料は繰り越し、事業一本化
→予算減の理由:繰り越したため
・たい肥製造施設設置補助
→ 狩俣地域:有機肥料製造設置工事費用 2750万円
→ 369万円:狩俣地区への補助
→ 輸送補助:各たい肥製造施設へ輸送を行う事業
・廃プラスチック処理 150万減額
→850万から160万減
→葉タバコ農家が減
→実績ベースで計上 R4 60件 > R5 51件
・新しい取り組みがある?
→従来市で5割補助
→JA、販売会社(農薬会社)に負担してもらう
→R6 要求している
・ハーベスター導入
:新規導入がないが
→ 中型、小型 > 交付決定をうけて6月補正
[畜産課]
・食肉センター
→ H17以降 経営維持負担金 > 名称改め:
→ 運営基盤が弱いとしてきた、補助金に合致することから、
→ 経営赤字補填、補助金と変える、補助対象事業、人材育成、経営育成
> 調査・交通費、研修費、スキルアップ2/1
> 施設修繕 2/1
→事業計画を提出してもらっている
・肉用牛システム
:300万 前年度より100万増の要因
→ 分娩事故を防止、兆候装置
→ ICT 広く機械装置を加えることとしている
→センサー 20-30頭 80-90万、 2機分100万
・別の装置とは
→ カプセルセンサー(牛にのませる)体調不良、自然分娩
→発情分娩監視:カプセルを飲んでもらう
→ファームノートカラー:活動データ
→農家労働軽減、分娩まぢかの監視が軽減される
◆環境衛生費
[市民生活部]
・骨髄バンクドナー
→ 提供者になった方に通院、入院、日数、一日あたり2万、上限14万
→ 新規事業:1名
・難病患者渡航費助成:600万
→ 3回 > 6回
・不妊治療 12万減
→ 不用が出ていた
→ 回数は増やした:夫婦あわせて8回 > 10回
→ 男女縛りはない、宿泊費もある
・子宮頸がんワクチン 87万減
→ 不用が出ていた
→ 内容は変わらない
[環境衛生局]
・委託料:1億800万の内容は
→クジャクねぐら調査、駆除、赤土モニタリングなど
→生ごみ収集業務
・ゴミ回収費用は?
→塵芥処理費に含まれている:6億
→ 27業者
・不法ごみ監視活動
:監視カメラは新年度何か所設置予定か、効果は
→ 防犯カメラは現在設置されていない
→ 141 機械器具費 6台設置
・これまで設置してなかったか?巡回軌道はどの程度やっているのか
→ 以前は設置していたが壊されることがあった
→ パトロール定期、電話をもらったら確認、看板設置、巡回するなど
・壊されることには対処できるのか
→ 難しい
→ 抑止力になると考える
・処理事業者:業務停止、廃棄物を引き取れない状況
→市のクリーンセンターで引き取る調整
・地下水保全対策事業:審議会
→ 二回を予定、案件があった際に必要に応じて開催
・地下水保全対策事業:委託料
→R6 農薬、PFAS調査拡充
[こども家庭局(家庭保健課)]
・産後ケア事業
:決算はどれくらいなのか?
→ 通所 6H:69件、3H:15件、通所:23件、 宿泊:91件、
→ 通所 6H:42件、3H: 5件、通所: 9件、 宿泊:103件、
・ 誰ができるか?病院、助産師
→宿泊:専門職がいることが条件
→通所:助産師、看護師がいて6H
・宿泊、デイ、アウトリーチ(委託先何件か)
→宿泊1か所、通所型・アウトリーチ:民間1か所
・委託先確保は
→宿泊費用を出したりして増やしていきたい
・出生数は?
→R2:520、R3:476、R4:477、R5:382
◆教育費
・学びの基礎力アップ事業
→読書研修会
→検定料補助金 4割 > 10割
→ 1364 > 1466 対象者が増えている
→ 55% > 60% 合格者、次にチャレンジするにも補助する
→これまで一度限りだった、落ちた方には出ない
・高度へき地児童生徒援助費補助(修学旅行)増
→ 29000円補助を56000円に引き上げたい
→ 各学校調査、最高負担額11万、基準に組み立て
→ 大きい学校は2万8000円、保護者負担がある
→ へだたりがないように11万、
> 私立小中のみ対象
> 特別支援学校:県立のため
・選手派遣費との整合性は
→選手派遣:県側から事務方手続きをやったことがないで市でやってと
→修学旅行:規定の中で教育委員会管轄
→県がはいったばあい国補助2/3がどうなるか
・ふるさと納税など自主財源利用してできるのではないか
→支援学校:支援は行っている
・どのような支援か
→ひとりあたり金額、世帯収入
→1段階:全額、2段階:半額、3段階:対象外
・ずっと九州、東京・関西へは
→校長裁量:旅行者繋がりの中でやっている
→子どもたちの意見、PTA意見書を求めるなど、助言をしていきたい
・就学援助支援事業(小学校)
→就学が困難な(要保護認定の)
→R5:900人 > R6:965人
・数が多いが、全体何割
→全児童生徒を対象
→26% > 31%
・文化財保護費
→保護活動費 工事請負費 あながー石積み、下地帯岩コーラル舗装
→まいどー文化財 工事請負費 歴史資料館消化ポンプ取り換え
→発掘調査、委託料 20106万
→もとじま遺跡発掘調査
・給食費:まかない材料費 増
→規則改正、一食当たり22円(月額400円)
→機械器具費(炊飯器)1025万
※予算決算委員会の質問・回答の一部を掲載
〖産業振興局〗
・住民説明会
> 10名ほど参加、要望はなかった
> 1自治会より反対が出た(2/28提出 - 3/19回答)
> 市民課、産業振興局、取りまとめている
・歴史的な背景のみになっている
・青空市場の設置(対応できる)
・地域連携はこれまでも、イベント含めてやっていく
・年間どれくらい見込んでいるのか、見積もり
> 使用料根拠:年間使用量 480万
・維持費は?:3年間 平均 1200円
> 機械警備を見直していく(委託 800万)
> 光熱費は入居者負担
・交流ができるスペースに変えていかないといけないのでは
> 朝、夕市をしたい
・上野公民館に出張所を移動する理由
→産業振興の拠点にしたい
→残したケースも考えた
> プレハブコンテナを拡充したい
> 不特定多数の出入りがある
> 時間の変更が幅広いため
> 位置的にも上野中心地に近い(距離も元の場所より1km範囲内)
> 災害避難所としても駐車場もあるため
・住民への説明ができていないうちに動くのか
→県への変更申請、一か月~二か月かかる
→4月申請、5月
→意見の周知期間(6月)
→施行については7月
・一度入居したら長年居座ることになるのか
→一年ごと運営状況を見ながら、インキュベーターと協議をしていく
→赤字かどうかも見られていく
※総務財政委員会の質問・回答の一部を掲載