城辺地域づくり協議会 役員懇談会

城辺地区には市議会議員が5人いるので、城辺の課題をもっと迅速に対応してほしいということで、城辺24自治会から選出される、城辺地域づくり協議会の役員の皆さんと、城辺在住(または出身)の市議会議員で、兼ねてより話のあった意見交換会が実現しました。

以前より副市長からも「地域懇談会をしたい」という話があったのだそうで、あわせて市の職員のみなさんそろっての意見交換会となって、予想してたよりきちっとした形での開催となりました。

場を調整いただいたのは、地域づくり協議会の役員でもある狩俣勝成市議。以前からの話が形になって良かったです。本当にお疲れさまでした。

地域から普段感じていることはじめ様々な課題があがりました。

住まいの不足、市町村合併後に行政サービスを縮小される一方の地域の思い、公共施設や出張所などの行政サービスの維持・拡充から、3年前に学校統廃合のなか開校した城東中学校の状況など、時間が足りないほどでした。

比嘉の高腰城址整備計画も、熱い思いが聞けました。
城辺地区は文教エリアとしての整備ができないかと思うことがあります。

宝塚医療大学キャンパスの開校する福里を中心にした学びと育ちの空間、また友利の上比屋山遺跡・あま井、西城の旧西中共同製糖場煙突・高腰城址の整備など、広い展望を持った文化財の整備がなされると良いと思います。

話し合いの中から新しい見通しも出てきますね。
課題を持ち帰って、市への提案へ活かしたいと思います。

〖市のやりたいこと〗
◇定住促進支援
 ・ 団地:地域対応住宅
 ・ 空き家資源を活かして

◇地域にぎわい創出
 ・今年中には計画をつくりたい

〖地域の意見〗
農地法の緩和
 ・農業委員会でなかなか認められない
  > 10戸連担*1 > 5戸連担 に緩和、市としても要請を続ける

◇住まい不足
 ・ 地価の高騰
 ・ 市街地には家がつくれない
  > ものはあるのに使っていない → 市営住宅、空き家活用を進める
  > 人口を郊外誘導する必要性

◇合併して何ら得してない
 ・城辺球場ほったらかし
  > 利活用されていない > 民間事業者を交えて調査業務
  > 観光地に向かう主要道路周辺を見直していく
  > 機能を融合した施設の検討
 ・トレーニングセンター
 ・城辺グラウンド活用されていない
 ・浦底、商業港にできないか?(高虎構想)
  > 既存のものに対しての活用は考えていく
  > 拠点を複数化するより / まとめることが予算はとれやすい

宝塚医療大学
 ・周辺に機能をもたせる必要性
 ・生活の交通手段
  *デマンド交通(30分前までに予約)65歳以上・学生: 200円/一般:400円
  > 路線バス:友利路線で移動手段確保の実証中
  > 停留所複数設けて、さらに実証を重ねたい

◇出張所
 ・ 住民票をとるなど市民課の仕事に縮小してきた
  > 令和6年3月に機能拡充している
  > 今後も必要なものがあれば機能付与は考えていく

◇城東バス
 ・西城学区:自転車で通っている(地元だから歩け なのか?)
 ・夜遅くまで、おじい、おばあの迎えを待っている
  > 小学校、何キロまでと決まっていた気がする
   ≫ 過疎地域は取り扱いが変わってくるのではなかったか
   ≫ 国庫補助金の関係で縛りがあったか持ち帰って調べる

◇城辺中について
 ・ 西城プールでは規模が小さい
 ・ 城辺中プールを使用できるようにできないか
   > 維持管理かかる、通年で使えない
   > 大きな視野で検討したい

◇牛の経営状況
 ・ 飼料代、飼育管理代の高騰
 ・ JA:飼料代はらえない農家、現金取引じゃないとできない
 ・ 廃業するしかないという状況にいる、実態把握してほしい
 ・初期購入して、あとで40万補助還付をうける仕組み、余裕がないと使えない
  ≫ 一括交付金活用事業(2年目)
  ≫ 計画書を出して購入したのち、実績をもって半額補助
  ≫ 差額分支払は、事業当初で計画している
   ➜ JAと調整して貸付・融資も含めて調整して進めてきた
   ➜ JA貸付牛に補助を出せないか検討
   ➜ JA クラスター事業(増頭事業)母牛更新対象に切り替えるかも
   ➜ 市では一括交付金ですでにやっているので、支援内容を変える

*1:敷地間の距離が50メートル以内で10戸以上の建物が連続して建っている 区域