宝塚医療大学観光学部宮古島キャンパス学生寮 完成発表会

旧城辺中学校を利活用してスタートする宝塚医療大学観光学部宮古島キャンパスの学生寮のお披露目式が行われました。

来年度から開校となる宝塚医療大学観光学科1年生のキャンパスです。
宮古島市は住居不足が続いていますが、さらに城辺地域にはアパート・マンションが少なく、学生たちが住まう場所の確保が課題でした。

そこで大学が借り上げる学生寮をつくりましょうということで、北斗不動産ホールディングスの建設で、このほど完成発表会となりました。

コロナ禍から資材調達難で、空調設備の導入に時間がかかるなどして、1年遅れての開校となりました。
超える試練は多かったと思いますが、城辺にとっては、地域にともにある施設になります。

周囲の環境整備はじめ、入学される学生たちを受け入れるコミュニティなど、宮古島市側のサポートすべきことも多々あるように思います。

学生寮内も見学しました。

こじんまりとした一人部屋ですが、キッチンと食堂、勉強や読書ができる共用スペースがあって、ひとりで部屋に過ごす日があったり、息抜きに食堂に行けば誰かとおしゃべりができたり、そんな日々が思い浮かぶようでした。

敷地外にはなりますが、近隣に大学図書館もあります。
そちらも地域の図書館という風情で素敵なので、今でも地域の子どもたちとイベントをおこなったりする施設でもあり、ぜひ活発に利用してほしいなと思います。

バーベキューセットも備え付けされていて驚きました。

構内には都度レンタルできる車もあって、週末には免許のある人に運転してもらって観光に出かけたりもできそうです。
それでも市街地アクセスにはバスの活躍がかかせないと思うので、本数を増やすなどの努力を期待したいところです。

私も学生時代は1年生限定の寮に住んでいたことがありますが、その時の日々を思い出すなどして、けれども私の過ごした伝統ある寮よりも、もっと明るくてリゾートホテルのような雰囲気ですね。

この寮で過ごすのは、ほとんどの学生にとって1年間となりますが、その時間が贅沢だったと思えるような空間になってほしいと思います。