憲法記念日~憲法と平和を語るつどい

5月3日、憲法記念日は、みやこ九条の会が主催する「憲法と平和を語るつどい」に参加しました。

カママ嶺公園の丘の上にある九条の碑の前に集って、参加された方それぞれお話できる方からマイクを持って思いを語りました。

池城市議からの、平和に向かうためにもっとも大切なことは教育であるというお話が印象に残りました。
良い時代を作っていくためには、教育が大切なはずですが、今の社会で十分に教育への投資ができているでしょうか。

頭では理解していても、子どもたちが歴史を学ぶために、私自身は何かできているだろうか。
そんなことを考えさせられました。

私からは、全国各地で進む大型弾薬庫の建設など、地域で疑問をもち、勉強会や集会をもつ動きの核になっているのは、各地の九条の会であることなどお話して、祈りの灯を絶やさないことの本当の強さについて、短いながらお話させていただきました。

市民の方からも数名、思いを述べて、平和憲法の大切さを再確認する大切な時間でした。
久しぶりに顔を合わせる方もいて、こうした集まりで平和を願う思いをともに確認できることも嬉しかったです。

カママ嶺公園からは、宮古島市街地を一望できます。
琉球併合の流れを作った日本の台湾出兵、そのきっかけとなった台湾での漂流民殺害事件。
犠牲になったのは宮古島からの漂流民でした。

両者の和解を踏まえつくられた「愛と平和の像」、一つの杯で酒を飲み交わす二体の像です。
哀しみを乗り越えて平和を希求していく思いを形にしています。

もとは下地中学校にあったものですが、誰でも足が運べる場所に移設を望む声があり、昨年にカママ嶺公園へ移されました。
上里市議が議会で取り上げてきた意見でもありました。
九条の碑のそばに、市街地を見晴るかす丘から平和への願いが静かに響いていくようでした。