アピアランスケア支援&若年がん患者在宅療養生活支援:意見交換会

宮古島市では令和3年6月定例会で「がん治療に伴う脱毛で悩むがん患者支援に関する要請」、令和元年9月定例会「若年がん患者在宅療養支援の要請」があがっていました。

議会でも複数回取り上げられてきましたが、なかなか進捗が見られなかったところ、県のほうで二つの要望について支援制度が始まることになっています。
この制度は、それぞれの市町村が支援した際の実績に対して補助を出すものとなっているため、宮古島市がきちんと要項を定めないといけません。

離島県におけるがん患者支援を考える「ゆうかぎの会」の皆さんから要望があって、私たち会派も含めて、市担当課(健康増進課・障がい福祉課)に話す機会をつくっていただきました。

「ゆうかぎの会」からは県の制度についての資料と、宮古島におけるがん患者の数など調べてきていただき、資料をもとに話が進められました。

とくに若年がん患者在宅療養生活支援は、18歳以上、40歳未満の介護保険の適用から外れる限定的な年齢で、終末期を過ごす患者が対象となるため、年間通して制度を利用する方がいるかというと、数としてはほとんど少ないと思われます。

しかし、島内にひとりでも困っている人がいれば、その方のために月5万円程度の予算をつけることは必要なことで、予算の問題にしたり、ニーズの問題にしたりするのは以前から納得がいっていませんでした。

今回いただいた資料では、30代のがん患者は島内に毎年10名前後いることが分かりました。
現在、がんは回復する病気だと個人的には思っていますが、その中からもし仮に終末期を自宅で過ごされる方が出てきた時に、他の年齢の方と同じように、介護サービスに助成を受けられるような宮古島市であってほしいと思います。

またアピアランスケアについても、すでに先の12月議会で久貝議員に対して、部長の前向きな答弁をいただいているところですが、先行して始めている他の自治体のサービスも参考に、より充実した内容になるように要望が伝えられました。

幾度となく議会で取り上げているので、担当課の皆さんも「またか」と思うところもあるかもしれませんが、向き合って話す機会があってとても良かったと改めて感じました。

もちろん3月議会でも、久貝議員と私とそれぞれにこの要望について取り上げる予定です^^/