平等研修 ~ 共生社会を考える参加発見型 グループワーク in 未来創造センター スタジオ1

半年以上あたためていた企画、平等研修をようやく宮古島で開催することができました🙌

平等研修って? と聞かれることが多く、あてはまる範囲が広い分、説明が難しいのですが、ざっくり言うと、多様な人々が同じ社会に生きることを考える研修です。

民間でも合理的配慮の提供の義務化が始まるところですが、「合理的配慮ってなに?」「どこまでやればいいの?」「(配慮が必要な人に)手助けしたほうがいいの? 自分でさせたほうがいいの」など、実は私たち自身が分かっていないことってたくさんありますよね。

対話を通した気づきの中から、共生社会とは? を考えていくワークショップ。

私も事前に話を聞き、関連する絵本なども読んでいたので、ある程度は理解しているつもりでしたが、さすが「気づきを知る」ワークショップでした。たくさんの気づきを得られたと思います。

日常にある「障壁」の紹介は、どう解決すればいいのか私自身気づかなかったり、思い込みで解決方法を決めつけていたりしていました。

イギリスで制作されたという短い動画は、いざ合理的配慮を取り入れようとした会社での出来事を描いていましたが、イギリスらしい皮肉たっぷりに、また問いを投げかけるようなラストで、見終えたあとのクエスチョンマークからの話し合いが楽しかったです。

後半は国連の障害者権利条約はじめ基本的なおさらいから、防災について、宮古・石垣での調査のケースを交えながら紹介。
最後は参加者それぞれの「行動計画」へと繋がっていきますが、それぞれの身近な課題や解決へのアイデアが出て、もっと時間をかけて話を聞きたい場面でした。

当事者の意思を大切にすること、そして物事が少しやりやすくなるための補助ツールを準備しておけるとなお良いこと。当たり前だけど、私自身がなかなかすっと気づけない部分でした。

呼びかけ自体は範囲制限をしませんでしたが、実際の当事者を中心に集まった今回のワークショップでした。
それぞれの普段感じている困りごとがぽろぽろ出てきて、とても貴重な時間になりました。

もっと合理的配慮を提供する側の参加者が増えるよう目標を持ちながら、また次回の開催につなげていきたいと思います。