教育委員会へ福嶺小学校の活動ご報告

在校生が10人を切る福嶺小学校、存続ができるようにと地域と学校でさまざまな取り組みを続けています。

生徒たちで栽培して収穫した野菜を、校門前の無人販売所で販売した時には、近隣地域で話題になりました。

子どもたちで協働して絵本の製作も。
物語を作る人、絵を描く人など分担して作ったそうです。
創作は自分の思いが強まるだけに、共同して一つのものを作るとなると、相手の役割を認め、何をどうやりたいかを尊重する必要があります。
でこぼこの個性の子どもたちが、教え、教えられ絵本を作ってて、すごいと思います。

またAIキッズキャンプでのChatGPTを利用した絵本作り、がんばりノートでポイントを貯める「福Pay」、介護事業所ぷくんみとの交流など、本当にたくさんの取組みを進めています。

こうした取り組みは、一人の誰かがものすごく頑張ったのではなく、一人一人の前向きな思いがひとつ二つと重なって、良い方に回り始めている結果のように思います。

校長先生の存在もとても大きいですが、自分だけが頑張りすぎず、協力してくれる人たちに前に立ってもらいながら、小さな学校に通う子どもたちが充実した学校生活を過ごせるように、さまざまな活動を考えてくれています。

今回は、ここ2年間の福嶺小学校の取組みを教育長へ報告したいという話から始まりました。
当日までに要望もいくつか出たようで、当日の文書を見ると「陳情」となっていました。

独自の取組みを行う小規模校に対し、校区を設けずに市内全域から子どもたちが通えるようにできる「小規模特認校」の制度を取り入れるように要望するものです。
安全な通学を前提にしていますが、全国各地で取り入れている学校があり、生徒の半分が校区外から通っているというケースもあります。

当日、あらたまって緊張した空気での報告になりましたが(写真も撮り忘れました💦)、また引き続き、報告する機会を重ねていけるといいなと思います。