宮古島市~基隆市 交流促進訪問:1日目

宮古島市基隆市は2007年からの姉妹都市。「台琉友好親善国際ヨットレース」の起点が基隆市で、終点が毎年交互に石垣・宮古島市で開催されています。

コロナ禍のあいだ行き来できなかったということですが、今年6月にヨットレースが再開。基隆市から邱佩琳副市長らが宮古島を訪れ、歓迎交流会を開いたところでした。

そして8月、沖縄の旧盆にあたる期日で行われる基隆中元祭に参加できることになって、基隆市交流促進訪問団として台湾基隆市へ行ってきました。
海外に行けるなら台湾に!と思っていたので、嬉しい機会でした。

台風の近づく中、何度も台風進路を確認して前日に基隆行きを決断しましたが、座喜味市長は大事をとって訪問団参加を控えました。(前市長が台風のさなか市長室で酒盛りをして後日批判を受けた本市の歴史的背景も、少なからず市長の判断にあったものと思います)

桃園空港からマイクロバスで基隆市へ向かい、築70年を超えるという基隆市役所へ入ると、地元メディアがまずお出迎え。
基隆市長、友好促進団のみなさんがすでに部屋で待機されていました。

謝國樑 基隆市長は47歳という若さです。
カジュアルなTシャツにスニーカーで、温和な印象。昨年の市長選では、教育・育児やテーマパーク建設など若者向けの政策で人気を得たようです。

基隆市の副市長は女性で、市議会の平均年齢は40歳だそうです。
街中では「新時代」というキャッチフレーズの看板が出ていたりして、基隆でも次世代の活躍が期待されていることが強く感じられました。

挨拶のあと公務で颯爽と帰っていった謝市長と入れ替わりに、邱副市長が入ってきて、しばしお話をしてくださいました。
基隆はショッピングも楽しいですよ、と勧められましたが、今回は短期間のスケジュール。
ぜひまた基隆を訪れて、お買い物も楽しみたいと思います。

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夕方の懇親会には基隆市の市議の皆さん、民間企業からも参加して賑やかな食事会。
なぜかカラオケが用意されていたのですが、日本語と中国語、英語での自由なカラオケ大会となりました。

Kiroroの「未来へ」は、中国語のカバー曲も人気みたいです。
台湾の方とカラオケする時には「未来へ」を歌えるようにしておくと良さそうですよ。

若い子たちの爽やかな歌声の一方で、テーブルはウィスキーでの乾杯の嵐でした。
乾杯をしたら飲み干すのが礼儀のようです。
宮古島の感覚からしても、アクセルの踏み込みがいささか早い懇親会に瞠目しきりでした。

ハードな割に時間が来たらさっと終わる飲み会のあとは、宮古島のメンバーで基隆市の夜市へ。

懇親会ですっかり満腹になっていましたが、それでも緑茶のタピオカミルクを買ってみたり、誰かの食べきれない米干(米粉の麺)を平らげたり、注文する量を間違えた料理を代わりばんこで食べるのを眺めたりして、基隆の夜は更けていきました。