令和4年度 宮古島市 教育の日 講話「生徒主体の部活動を支えるために~子どもを成長させる大人の条件~」

宮古島市では、毎年2月の第三日曜日を「教育の日」として「教育を語る市民大会」を開催しています。

新型コロナウイルスの感染対処から、3年ぶりの開催となりました。私も初めての参加でしたが、市教委学校教育課のGIGAスクール構想の取り組みについての報告や、宮古高校空手部の演武、そしてフリージャーナリストの島沢優子さんの講演など、盛りだくさんの内容でした。

部活動をめぐるパワハラや言葉の暴力など、どう向き合えばいいのかをお話いただいた島沢さんの講話は、家庭内での虐待や、ジェンダーの問題など、社会のさまざまなところに繋がっていくようで、大変示唆に富むものでした。

1時間半の講話のメモの書き起こしです。お話はもっと盛沢山でした!

先日、沖縄本島へ視察に行った折りに幾つかの女性支援施設を視察させていただいたのですが、そのうちの一つで伺ったお話が大変印象深く、支援が必要な親たちに対して、「自分で選択する」ことを第一に接するのだそうです。

ここでいう支援ということの中身が、正しい方に導くとか、正しさを教えるというのではなく、判断のできる一人の人間として接することなのだと感じました。

島沢さんのお話はまずご自分の学生時代から始まりましたが、その後もさまざまなケースの話が続き、いかに共感を得ながら話に巻き込んでいくかということや、実際に良い結果に繋がっている実例を複数取り上げながら、聞き手として引き込まれる1時間半でした。

教育現場の最前線のお話を聞いて、自分自身のそれぞれの環境に反映させながら考えていく。この日参加された方々にとっても貴重な一日となったものと思います。