方言を交えながら、戦時中の宮古島を描く市民劇が未来創造センターで行われ、日曜日に観劇してきました。
笑いどころありの楽しい演出ながら、終盤に向かって登場人物たちが戦禍に巻き込まれていく様子に、会場から鼻をすする音がちらほら。
「どうして弟だけ可愛がるの？」という娘に、あの子は戦争に行って帰らなくなると母親が吐露する場面。かつて親友たちと将来の夢を話し合った場所に立つ場面...... 観ている私たちを舞台に引き込んでいく演技が素晴らしかったです。
戦時中、日本軍は宮古島に三つの空港を作ろうとしたのでしたね。
また、食料不足から衰弱し、島民はマラリアに苦しめられました。
島を戦いの中におかないで、という素朴な願いが、観る人の心に伝わっていくといいなと思いました。
平和をテーマにした劇は、沖縄では当たり前に上演されてきました。
今という時代になって、平和を語ることに勇気が必要になってしまったと感じました。
ミャークフツが時に可笑しく、時に神々しく、また爽やかに平和を問うていく内容がとても良かったです。
2023/2/13（月）10:00〜2023/2/19（日）の期間、動画配信で視聴もできるそうです。
見逃した方、もう一度観たい方、ぜひ配信も利用してみてくださいね！
