「日本の有事法制に反対する署名事務局」の活動を引き継いだ反戦平和のグループ「リブ・イン・ピース☆9+25」さんにお招きいただいて、連続講座の3回目にオンラインで参加させていただきました。
台湾有事の危機が声高に叫ばれる中、何かあれば最前線に立たされかねなないのが、私の住む南西諸島です。
ウクライナが限定局地戦と表現されたように、台湾有事に日本が介入していくとなると、南西諸島がその局地戦の舞台になるかもしれません。
その構図にふれる山城さんの講演内容でした。
山城さんのスピーチは人の心をゆさぶる力があります。
淡々と聞く雰囲気になりがちなオンラインではもったいないような?と思っていたのでしたが、データを示しながら分かりやすくメッセージも力強い講演でした。
お話の最後に山城博治さんがふれていた「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」は、ウェブサイトでの定期的な情報発信を続けています。
私も、サイト内バナーを作ったり、少しだけお手伝いしています。
ご関心ある方はぜひ、ノーモア沖縄戦のウェブサイトも見てみてくださいね。
15分と言われていたのですが、動画を見ると20分ちかく話していますね...
話し方がゆっくりしているので、2倍速で聴くとちょうどいいし、10分くらいで試聴できます。
講演後の質疑応答では、「有事を前提にしすぎているのでは」「若い人の意識や運動への参加は?」という意見がありました。
「有事を前提にしすぎている」という意見に対しては「バイデン政権が中国を刺激し続けてレッドラインを探っている」という解説があったのが分かりやすかったです。
若者が運動に参加することについて、「配備反対!」のような強い言葉ではなく「環境」はじめ、もっと一般の人が入ってこれるようなテーマを掲げる大切さという話もでました。若者とくくるわけではないですが、どういう言葉を使えばいいか、どういう見せ方なら誰かの心に響くのかということを、私もよく考えます。
ただ、個人的な意見として「イデオロギーではなく生活の問題として訴えている」と言ったとおり、必ず生活に直結してくる問題に関して運動をしているつもりです。今後、今の状況が進行していけば、島で生きることそのものに関わってくることです。
島にいて、国の進めることに抗うことはできないと、声を殺す人がいます。その中でもいろいろあって立ち上がった誰かが声をあげ続けることが、声なき声を形にすることになるのです。
やむにやまれず上げる声であるということがもっと伝わるといいなと思いました。
質疑応答のおりの議論は、リブ・イン・ピースさんの報告にも載っているので、ぜひお目通しくださいね。