5月20日 宮古島市 臨時議会報告

5/20におこなわれた臨時議会では、市職員給与(特別職・市議・会計年度任用職員含む)引き下げなどの議案が可決されました。

また、報道もされていますが、自衛隊・海保への感謝決議も提出され、可決されました。

報道をうけていくらか反響もありましたが、報道では細かくまで掲載されないため、補足的に投稿します。

動画リンクは決議についての反対討論を述べるところからです。

youtu.be

南西諸島では自衛隊ミサイル部隊の配備が進められ、日米2+2においては南西諸島をはじめとして「施設の共同使用を増加させる」と発表しており、また台湾有事には、南西諸島を米軍が「臨時の攻撃拠点とする」計画が話し合われていると報道されています。

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ようやくミサイル配備にこぎつけた防衛省としては、今後もう一段、(米軍共同使用や敵基地攻撃能力などの軍備増強の)階段をのぼるために、自衛隊を歓迎する空気の醸成が重要なのでしょう。

「本土復帰50年に際し」と題打つのも、ある意味で、50年前、屋良朝苗主席が手にした建議書の「戦争に繋がる一切のものを否定する」として、米軍、自衛隊配備をしないようもとめる県民の願いを軽んじ、(いくらか主観的な書き方になりますが)面と向かって否定するものであったと感じています。

任務遂行に励んでいる方々へ(指摘のあったように消防や警察、医療従事者も同様です)の感謝をすることは当然であり、その感謝を否定する形にならざるを得ない、踏み絵のような決議文でしたが、ともに反対の側に立った議員の皆さまが多からずいたことは嬉しいことでした。

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なお、動画内の「委員が反対できるのか」というくだりですが、議会運営委員会を通過した決議文でしたので、議運で委員が通したのだから賛成ということだろうと野党側の主張です。

議長は「適切ではないが反対できないということはない」と回答しています。

私が知識不足で、議会運営委員会とは議会の運営を決める委員会であり、提出案件の内容に踏み込むものではないと思ってしまい、議場で議論する権利を阻害する...と言われたら返す言葉がないなと思って賛成した経緯があります。
議長の説明の通り「適切ではないが反対できないことはない」との認識で反対討論しました。

議運で通らなくても議員提案の予定だったそうで、いずれにしても通っていったものと思いますが、議場で提案者への質問ができる機会を失ってしまったことは残念でした。
精進いたします..。

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