沖縄スパイ戦史(キネマ旬報ベスト・テン 文化映画ベスト・ワン受賞)の三上智恵監督の作製中の映画から、スピンオフ作品として先行して各地で無料上映会が行われています。
宮古でもこのほど教育会館で上映会を持つことができました🙌✨
少し急な日程で「急すぎる!」との声をあちこちからいただきました🙇
また近く上映も予定していますので、またお知らせしますね📣、
「スピンオフって何?」とも聞かれましたが、スピンオフとは、本編に対してのサイドストーリーのようなものです。
本編で主軸となるテーマや登場人物をまとめていく中で、どうしてもそぎ落としていく物語や人物たちがいます。
そうした捨てがたくも捨てなければならない物語をまとめて、比較的短い物語にするのが「スピンオフ」というとらえ方でいます。
そう考えると、今回主として取り上げられた保良の物語は、おそらくこのスピンオフでしか見れないものなのかもしれません。
このほかにうるま市や、与那国島の状況も取り上げられます。
とくに与那国島の自衛隊誘致で賛否が割れて、深く刻まれた傷の癒えなさは、作品を見終わった後の印象に深く残ります。
こうした当事者の風景を見たあと、各地から思いを一つにと集まる平和集会の風景は、わずかに希望を感じさせます。
この先にどんな風景があるのか分からないけれど、その先を見つめることを諦めない。
私たちは、その途上にいるのだと気づかせてくれます。