春草を活ける

十六日祭を迎えるにあたって準備のため午前中を空けていたのですが、前の晩で片付いてしまったので、拭き掃除のあとは時間ができて、思い立って庭から草花をいくつか選んで、一輪挿しに飾りました。

ゲッキツというミカン科の植物で、この時期、赤い実をつけるようです。
気付かないうちに白い花が咲いていたみたいで、春の近づいた2月の下旬には、小さな花はもうほとんど実に変わってしまっているようでした。

あわせて挿したのは、たぶんレモングラスだと思います。
ススキのような気もしなくもないですが、茎が柔らかかったので多分レモングラスなんですが、匂いを確かめればよかったですね。

ISO感度を間違えたので綺麗に撮れていないのですが、日日草の一輪挿しもすごくいいなと思いました。
すくっとのびて、あざやかな紫がまぶしい花です。

ランタナは強いイメージがあるので選んだのですが、あわせると自己主張しすぎて、飾る花には向いてないように感じます。
日日草一本を引き立たせるような組み合わせが良さそうですね。

とても久しぶりに庭をぐるっと一周しました。
野草の生け花の難しいところは、どの花が長持ちするか分からないところです。
意外ともたないブーゲンビリアとか、庭で日差しの中できらきらと咲いていたほうが良かったりします。

十六日の親族を迎える間に、島の草花で昔話に花が咲くのも良いですよね。