参議院選挙2022 開票結果を受けて

昨日は夜8時過ぎから、伊波洋一後援会宮古支部事務所でも集まって開票結果を待ちました。

当初1位と2位に、10ポイントもの差があると聞いていた沖縄選挙区でしたが、相手候補に岸田首相が那覇入りするなどの注力ぶりで、新聞の見出しは「猛追」「接戦」と徐々に厳しい局面の兆し。

序盤の取り組みの鈍さから、後半は気持ちも急いて、朝から日が暮れるまで交差点に立ち伊波洋一さんへの支持をうったえました。

開票は離島を多く含む4区の開票結果から始まり、保守層盤石な離島地域、まずは古謝候補優勢。有利と思われた宜野湾市で伊波さんがリードするも、その差わずか1000票程。最終的に沖縄市那覇市で伊波さんの票がのびて、沖縄選挙区に当確が出たのは日付が変わってから。その差2888票。薄氷を踏む勝利でした。

勝因は? と報道の質問にもありましたが、思うに、伊波洋一さんの実着な功績と人柄ではないでしょうか。基地配備反対の色が強いように思われますが、宜野湾市長時代のデジタル化推進や、中学生までの入院費無償化の取り組みなど、市政にたずさわったことがあるだけに、実直な施策を理解している方です。また、宮古島視察の際には農林水産業の課題も熱く語っておられて、全方向に知識と経験の厚みがあると感じていました。

一方、相手候補にはぎりぎりの接戦を強いられましたが、その要因は? とすると、そもそも沖縄じたい保守層が強いことは忘れてはならない要因だと思います。建築業が後ろ盾になった候補者が政権与党公認で立ってきた歴史があります。自民党地方議員みずから「知事が基地反対だから交付金をカットされる」と一般質問の場で公言するのが沖縄なのです。生きていくためには中央のパイプが必要と迫られる中で、経済政策は自民党とのイメージは盤石です。

また相手候補の若さもアピールになったものと思います。若さだけで選挙に通るものでもないですが、若い人の声を受け止められる人が求められている面もあると思っていて、今後の課題と考えて良いと思います。

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比例区社民党福島瑞穂さんが議席を守り、政党要件2%も満たすことができました。選挙期間中も「社民党に入れたからね」と声がかかることがあって、このような一票が積みあがって、次の6年間をつなぐことができたと思っています。

全国比例区、沖縄から新人候補で出馬した宮城イチロさんは社民党次点となりつつも、議席は得られませんでした。社民党にとって厳しい選挙であると聞いていましたが、それでも社民党にこだわったこと、沖縄の声を聴くことにこだわったこと。宮城イチロさん、情熱もあり、誠実さもあり、こういう人が政治を志すことが、私たちにとって得難い希望ではないかと思います。
それだけに働ける場に繋ぐことができなかったことが残念です。

まだまだこれから活躍の場は巡ってくると思うので、選挙の疲れをしっかりとっていただいて、次の挑戦につないでいただきたいと思います。

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次の大きな選挙は9月。
県議会の動きや参院選を見ていると、やはりここが正念場と見られる沖縄県知事選です。

むしろ若い人からも票はとりやすい玉城知事だと思いますが、知名度も高いだけにネガティブキャンペーンを大きくはられるのではないかと心配しています。

今回の参院選宮古島は5000票にも近づく大差をつけられてしまっていますが、考えかたによっては伸びしろもあるのが宮古島です。
一票一票の積み上げを大事にして、結果を出すこと。そのことはひいて、その後の宮古島の市政の有り方にかなり大きく影響を与えてくるものと思います。

あまり休んでもいられない参院選翌日の今日ですが、取り急ぎ統括までに。