城辺図書館:公立図書館から大学図書館へ

城辺町時代に町立図書館として親しまれてきた城辺図書館は、2022年3月末をもって公立図書館としての役目を終えました。宮古島へ帰郷した年に、小学校のそばの小さな図書館へと通う機会があって、こじんまりとした施設ながら、丁寧に選ばれた書籍の並ぶ空間に癒されたものでした。

一時は閉館の計画で進められていた城辺図書館ですが、昨年秋ごろに、宝塚医療大学大学図書館として運営されることが決まりました。もとは地域の図書館だったこともあり、地域の人が変わらず利用できるようにと求めていたことを汲んで、今後も地域で利用できる図書館として継続していきます。

てっきり2022年3月以降しばらく休館と思い込んでいたのですが、4月に宝塚医療大学が引き継いだ後も、開校準備のさなかですが、図書館は引き続き開館するそうです。

今日は図書館の方とお話をしましたが、コロナのせいもあるのか、来館される方が少ないということでした。近くの小学校の子どもたちが、向かいの旧公民館の軒下でノートを開いて勉強している姿など見ることがあり、もしかして地域のみなさん、図書館を利用できることに気づいていないのでは...という話などしました。

テレビや新聞にも掲載して、広報みやこじまにも載せているということで、市ができる周知はおこなっているようです。それらに加えて、小学校にお願いして情報を配布してもらおうかなと考えているそう。冷房完備、Wi-Fiも使える空間、子どもたちはもちろん、大人にも使ってほしい図書館です。本の愉しみは幾つになっても変わらないものです。

これまでもお話会などおこなってきたと聞いています。ぜひ、イベントやサークル活動の場としても活用されるといいですね! また、地域にひらかれた図書館ということで、市からも一部予算が出ています。それだけに地域の人たちに活発に使っていってほしいなと思います。