宮古島の東の岬、平安名崎公園で昨年12月から観光協力金が始まっています。
地元自治会で初めて話し合いがもたれて1年ほど経ちますが、市を通して文化庁へと要請して、観光協力金がスタートしたのが昨年末。当初から集まった協力金は美化活動、環境保全活動に使うという約束を自治会内でしていましたので、今月も呼びかけて清掃活動をおこないました。
前回、雨風が強く、少人数で開催された崖下の清掃。ロープを伝って海岸に降りるので、体力に自信のあるメンバーが参加されました。漂着ゴミが岩場に引っかかって溜まりやすい箇所ができてしまうらしく、擬木柵からのぞいた時に、どうしても浮きや発泡スチロールが目立ちます。
保良ビーチでマリンレジャー業をおこなう事業者の組合のみなさんが主力になって、毎回の崖下清掃を手掛けてくれています。ロープをするすると降りていって、すっかり慣れた作業のようでした。
崖下清掃は体力のあるみなさんに任せて、私たちはビーチ清掃のほうへ。前回のビーチクリーンから一ヶ月経っていませんが、浜には沢山の漂流物が流れ着いていました。
軽石除去もしましょうねという話になっているのですが、漂着ゴミを収集するのでいつも精一杯です。岩場の間にたまってしまっているゴミも、なかなか一度の清掃では除去しきれないですね。
それでも初回よりはずっと楽だったかなと思います。前回とまた集まる顔ぶれも異なって、久しぶりに会う人や、昨年に引っ越してきた方とはじめましての場面もあって、貴重な時間になりました。
集まったポリ袋を駐車場の脇まで運ぶ作業が大変でした。崖下清掃がひと段落して駆けつけてくれたみなさんのおかげで、最後の力仕事があっという間に片付いていく。本当にありがたかったです。
9時から始まった清掃活動、11時半ごろには一通り片付きました。軽石にも着手しましょうかと話しているところにポツポツと大粒の雨。すぐに本降りとなってこの日は解散です。もう少しゆっくりおしゃべりしたかったですね!
帰りがけに立ち寄ると、灯台のそばの崖下班はちょうどクレーン車で最後のゴミを吊り上げているところでした。強い雨のなか、本当におつかれさまでした。崖下清掃は今回3回目ですが、定期的な清掃が必要そうですね...。
海岸周りの清掃はこれからも行っていきたいですが、もう一つ気になっているのが陸側、公園の清掃です。現在は市が国の許可を得て一部、草刈り作業をおこなっていますが、市や文化庁と相談しながら、公園内の草刈り作業なども手掛けたいと話しています。
東平安名崎の植物は、国の許可なしに伐採などできないことになっています。そのため、近年はアダンやススキが生い茂って、もともと生えていたテッポウユリやテンノウメが姿を減らしつつあります。
草刈り作業のあとにテッポウユリの芽が出ている!と写真をいただきました。そういえば市の担当の方も、草刈りをするとテッポウユリが咲くようになるとおっしゃっていました。
東平安名崎の草刈りは市に予算があればおこなうこともあるそうです。今回けっこう大掛かりに清掃してくれているので、今年はテッポウユリやあざみ、キキョウランなど、多様な花が楽しめると良いなと期待しています。