東平安名崎 美化活動 vol.1 保良漁港西側ビーチの清掃

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2010年に国指定名勝に指定された東平安名崎。白い灯台に真白のテッポウユリ、県の天然記念物テンノウメ群落を見ることができる景勝地です。

岬の東側は保良漁港となっていて、奥には小ぢんまりしたビーチが広がっています。
私が子どもの頃は、掬えば星の砂が両手にあふれた美しい砂浜で、地元の人が潮干狩りに訪れる自然豊かな場所でした。

5年前に帰郷した時には、浜に打ち寄せる漂流ゴミに言葉を失ったものでしたが、ここ数年で宮古島にビーチクリーン活動が根付いてきたように感じています。

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今日は保良自治会でのビーチクリーン活動。

12月から自治会では東平安名崎を訪れる観光客に観光協力金をお願いしています。
観光協力金の使い途は、東平安名崎の環境・美化保全。なるべく地域の人の手で活動をおこなって、地域に住む人にお金を還元する仕組みを作りたいと考えています。

活動は保良自治会に限らず、近隣の吉野や新城、七又からの参加もあります。この日はマリン業者の皆さんがビーチクリーンに参加してくださいました🙌

漂流ゴミをどんどん回収して、15名で二時間程、それなりに奥行きのある砂浜ですが、ひととおり漂流ゴミを回収することができました。

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とは言っても、流れ着いた軽石にうもれて、プラスチックの破片など小さなゴミまでは拾えませんでしたが、ペットボトルを中心に拾い集めて、全部で120袋ほどでしょうか。

最後はリレー方式で運び出す。重労働を最後までありがとうございましたm(_ _)m。

あまりにゴミが多いので、期間を空けずに定期的にやった方がいいねという意見が出ました。自然とそんな声があがることが嬉しいです。

実は今回のビーチクリーンには、東京から、元宝塚歌劇団で現在は京都芸術大学講師をされている梅園紗千さんが参加してくださいました。

そのまま午後にはラジオがあるというので、なんと保良公民館からのラジオ放送!

急きょでしたが、私も少しだけお話させていただきました。

そんなきっかけで改めて考えたのですが、ビーチクリーンはじめ、ボランティア活動で大切なことは、そのことで世界が変えられるかということより、活動を通して課題にふれて、いろいろ意識を変えるきっかけをもらうということが大きいのかもしれません。

たくさんのペットボトルを拾っている内に、このペットボトルはどこから来て、どこへ行くのだろうと考えたりします。

どんな風にすれば環境問題を解決していけるのだろうかと考える入り口に立つことができる。問題の当事者になっていくことが大切なのかなと感じています。

地域の人みんなと自分たちの手でゴミを拾って、それぞれが何かしら感じる一日となったなら嬉しいなと思いました。

深めて考えるきっかけをくださった梅園さんに感謝です😌
小雨の中で二時間も、ビーチクリーン活動ありがとうございました。

ビーチクリーンの活動風景。
リサイクル用ポリ袋を運ぶのに、それぞれに工夫をしてアイデアを思いつくところは、さすがふだん農業や漁業に携わっている人の柔軟さだなあと感心しきりでした。